…といった感じで、ケータイ国際フォーラムのまとめを「忘備録的」と言い訳した上でぼんやり展開してきたわけだけど、結局のところあの2日間でもっとも印象的だったのがスーパーサバービアかつ、巨大建築がガツンガツンとシムシティ的に配置された学研都市の景観そのものだった。

 中でもとりわけ目を惹いたのが、国立国会図書館の関西館。全面ガラス張りという外観よりも、「国会図書館が関西にあったのか!」という衝撃に、思わず2日目のセミナーをひとつキャンセルして内部探索を試みてしまう。
 まず、警備員&大理石の第一ゲート ~ 氏名はおろか住所まで入力して館内利用カードを発行し、荷物を所定のロッカーに預けないと通過できない電車の改札タイプの第二ゲートによる、いちげんさんが挙動不審にならざるを得ない入館プロセスに、目が回っておじいちゃんのような歩き方になる。
 しかし、地下に足を踏み入れると、そこは地上のアトリウムから取り込まれた光がそそぐ広大な閲覧室。背の高い本棚が入り組む一般的なレイアウトを避けることで作り出されたゆとりある解放空間に、いっきに背筋がのびた。後はもうひたすら蔵書チェック。検索用の端末を使って書庫内の蔵書もチェック。気付いたら閉館時間に。

 もう少し冷静になって楽しむために、改めて行こうと思う。
 でも、なんでこんなアクセスしにくい場所にあるの?
 国立国会図書館法第2条に規定されているらしい 「国会に置かれた機関として、国会議員の職務遂行に資する」「それと同時に、国立国会図書館は、行政・司法各部門(府省、裁判所)に、そして広く国民に図書館サービスを提供」という国立国会図書館の役割を満たしていないような…。

国立国会図書館 関西館